バッグとオブジェのあいだ
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ときどき、自分がデザインしているのが
バッグなのか、オブジェなのか分からなくなることがあります。
おそらく、その両方なのだと思います。
atelier &LAB では、バッグは装飾から始まりません。
まず 構造 から始まります。
ポケットや細かなディテールを考える前に、
まず問いかけるのはとてもシンプルなことです。
このオブジェは、空間の中でどんな形を持つべきか。
バッグは日常の道具です。
個人的な持ち物を運び、街を移動し、
日々のリズムとともに使われます。
しかし同時に、それは ひとつのオブジェ でもあります。
ボリューム、バランス、存在感を持つ形です。
atelier &LAB のデザインは、
この境界を探ることから生まれます。
NUMÉRO シリーズは、
明確な幾何学的意図から始まります。
形を保つ 構造的なフォルム。
持ったときに強いシルエットを生み出す形です。
柔らかいバッグのように形が崩れるのではなく、
構造そのものがオブジェを定義します。
その結果、バッグは
小さな建築のような存在になります。
持ち運ぶことができ、機能的でありながら、
同時に彫刻的でもある形。
アトリエでは、制作のプロセスは静かで
とても方法的です。
素材は見た目だけで選ばれるわけではありません。
構造を支えるために選ばれます。
革の厚み、ライニング、補強、重量のバランス。
すべてが形を支えるための要素です。
目標はとてもシンプルです。日常のためのオブジェをつくること。
機能と形の両方を持つもの。
そして街の中で、
静かに存在感を持つオブジェ。
もしかすると、
そこがバッグがオブジェになる場所なのかもしれません。
—
atelier &LAB
Paris